先輩移住者に山北町への移住の決め手や、移住生活の楽しみ、
暮らしてみて初めて分かる魅力をうかがいました。

「 山北町に暮らして… 」

斎藤 氏久 さん

令和2年10月 足柄上郡からご夫婦で山北町に移住。
地元の人たちに協力してもらいながら古民家をリフォームして暮らしています。

新天地を探し求めて

人は、生まれ育った土地に一生住み続けるタイプと、新天地を求め何度も引っ越しを繰り返すタイプと二通りあるように思えます。農耕民族と狩猟民族とでもいうのでしょうか。間違いなく私は後者のようです。

終戦のにおいがまだ少し残る東京の下町に生まれ、25歳まで暮らしました。それから48歳まで山で暮らし、その後神奈川の西部に引っ越してきました。そして18年、仕事や趣味の作業場が手狭になってきたので、また新しい場所を探し始めたのでした。いろいろな物件を見て回りましたが、今一つピンとくるものがありませんでした。

移住の決め手は山北町に暮らす「人」でした

そんな時、山北町である人たちと出会ったのでした。
同じような価値観を持った人たちとはすぐに打ち解け、話は盛り上がってゆきました。そして一緒に活動をすることになったのでした。そうすると、その人たちを通して、山北町がより鮮明に見えてくるのでした。そしてとても魅力的な町に見えてきました。もう山北町を移住先と決めるのにためらうことはありませんでした。

古民家をリフォームしながら
田舎暮らしを楽しんでいます

運よく畑付きの古民家が借りられるようになったので、すぐに移住してきました。20年以上人が住んでいなかった古民家なので、少しずつリフォームしながら住んでいます。

畑も少し始めました。朝、少しだけ早く起きて、畑の草むしりをした後朝食をとる、そんな田舎暮らしを楽しんでいます。

だいこくの郷のみんなで20年空き家になっていた古民家の壁を塗り直したり、天井を張り替えたりしています。

みんなの協力で居心地のいい美しい居間が完成しました。

「人」との出会いが山北町の魅力になっています

移住先を決定するポイントは人それぞれ違うと思います。自然が豊かであったり、景色が素晴らしい事。あるいは子育て世代には、学校や病院のこと。買い物の事やら、交通の便利さ等々。
私はあえてそこに“人”を入れてみたいと思います。そこに住んでいる人達とかかわる事で、その土地が何倍、何十倍もすてきな場所になってゆくのです。だって人は一人では生きてゆけないのですから。

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