コンポストトイレを設置

だいこくの郷エリア2(山北町山北字鶴の峰3740-1ほか)に、自然環境との調和を図るため、山頂付近にコンポストトイレを設置しました。

コンポストトイレとは、微生物の働きで排泄物を分解して堆肥にするしくみです。おがくずやそば殻、杉チップなどに含まれる微生物の力を利用して、コンポストトイレに投入した排泄物を分解することで処理を行います。

コンポストトイレも生ゴミ処理用のコンポストと同じく、微生物の働きを活性化するために「かくはん」が必要になりますが、このかくはんを手動、あるいは自動で行うことで処理槽内の微生物が活性化します。

活性化した微生物の働きで、排泄物を二酸化炭素と水に分解して、その他に排泄物に含まれる窒素やリン、カリウムなどは分解されずに堆肥となります。

気になる大腸菌や寄生虫などですが、排泄物が分解される時にコンポストトイレ内は摂取50℃を超えるためこれらの菌などは死滅しますので、安心してコンポストトイレを使用することができます。

コンポストトイレを導入するメリットは、以下のとおりです。

1 水がなくてもトイレを使用できる

2 汲み取り作業不要

3 悪臭が抑えられる

4 堆肥を生成できる

コンポストトイレでは微生物の力で排泄物を分解するので、水を使用しないことから災害時や建設現場、山岳地域、離島などで設置が進んでいます。